Indeed の企業アカウントを採用代行や社内の複数人で使うときのユーザー管理
Indeed の利用規約はログイン情報の共有を認めていないので、使う人を一人ずつユーザーとして追加します。追加と削除は管理者が「登録ユーザー」で行い、権限は役割か、権限の組み合わせ(カスタム)で付けます。削除は本人に通知されません。
採用代行(RPO。採用の業務を外部の会社に任せること)や社内の複数人で Indeed の企業アカウントを使うときは、使う人を一人ずつユーザーとして追加します。1 つのログインを何人かで使うことはしません。Indeed の利用規約が、ログイン情報をほかの人と共有することを認めていないためです。追加と削除は管理者の権限を持つ人が「登録ユーザー」のページで行い、権限は任せる仕事に合わせて選びます。採用代行に何を任せ、契約で何を決めるかは採用代行(RPO)に媒体アカウントを渡すときの整理にまとめています。
1 つのログインを共有しない理由
Indeed の利用規約の全ユーザー向けの部分(セクション D の 7)は、アカウントの認証情報(ログインに使う情報)の扱いを定めています。そこには「これらの情報を他者と共有することはできません」とあります。同じ箇所は、ほかの人にアカウントを使わせた場合、その人の行動も持ち主の行動として扱われる、としています。社員のログインを採用代行の担当者に教えると、規約に反するうえ、規約上は担当者の操作の結果を社員本人が負う形になります。
採用企業向けのヘルプも、1 つのメールアドレスとパスワードを共有せず、一人ひとりをユーザーとして追加するよう勧めています。追加した人には、それぞれのログイン情報が発行されます。
ログインの仕組みの面でも、共有は成り立ちにくくなっています。ヘルプによると、Indeed はパスワードでのログインを順に廃止していて、新しいアカウントはパスワードを使わない方式で作られます。メールアドレスで入る場合、ログイン用のコードはほとんどの場合、登録した電話番号に届きます。1 つのログインを何人かで使うと、その電話を持つ人がいないと、ほかの人は入れません。
所有者と管理者を誰にするか
最初に、アカウントの所有者と管理者が社員になっているかを確かめます。利用規約の採用企業向けの部分(セクション B の 1)によると、会社を代表して作ったアカウントは会社に帰属します。ユーザーの権限の管理を含め、アカウントでの活動すべてに会社が責任を負う、ともあります。採用代行の会社が立ち上げを手伝ったアカウントでは、所有者が社外の人になっていることがあります。所有者は、ダッシュボード右上の企業名を押すと表示されます。表示されないときは Indeed に問い合わせます。所有者を変えたり外したりするには、Indeed への問い合わせが要ります。
ユーザーの追加と削除は、管理者が行います。ただし、ほかにも人を追加できる権限があります。「ユーザーの管理」は自分と同じかそれより低い権限まで付けられ、高度なアクセスは面接官などの採用担当者を追加できます。求人管理者(代理店)は、管理者と同等とするヘルプがあります。これらを採用代行の担当者に付けると、採用代行の会社が自分たちで人を足せます。その結果、社内の誰も知らないユーザーが増えることがあります。決め方の一例は、追加と削除を社員の管理者だけが行い、採用代行の会社には担当者の追加と交代を届け出てもらう形です。
任せる仕事に合わせて役割を選ぶ
権限の付け方は、あらかじめ用意された役割から選ぶ方法と、権限を一つずつ組み合わせる方法(カスタム)の 2 通りです。ヘルプの「ユーザーとアクセス権限の概要」に載っている役割のうち、採用の仕事に関わるものを並べます。
| 役割 | 求人 | 応募者の情報 | 人の追加 |
|---|---|---|---|
| 管理者(代理店以外) | すべて管理できる | すべて管理できる | できる |
| 高度なアクセス | 投稿、有料掲載、広告キャンペーンの管理 | 確認と連絡 | 面接官など採用担当者を追加できる |
| 標準アクセス | 投稿と管理 | 確認と連絡 | 記載なし |
| 制限付きアクセス | 記載なし | 特定の求人だけ確認と連絡 | 記載なし |
| 求人管理者(代理店) | 求人、広告キャンペーン、請求の管理 | 見ることも扱うこともできない | 管理者と同等とするヘルプあり |
採用代行に応募者への連絡と面接の日程調整だけを、一部の求人について任せるなら、制限付きアクセスが近い役割です。社内の面接官や部門の採用責任者にも、担当する求人だけの制限付きアクセスを使えます。標準アクセスと高度なアクセスでは、求人を限らずに応募者を見られます。求人の投稿や有料掲載も任せつつ見せる応募者を絞るなら、カスタムで「求人」の権限と、応募者の「制限付き」を組み合わせます。高度なアクセスでも有料掲載はできますが、面接官などを追加でき、すべてのレポートを見られるので、任せる範囲より広くならないかを確かめます。
求人管理者(代理店)は日本だけの、代理店向けの役割です。応募者の情報は扱えませんが、請求の管理を含みます。別のヘルプは、応募者の画面を使えないほかは管理者と同等としています。採用代行に付けると人の追加や削除までできると読めるので、付けられるか、付けてよいかを Indeed に確かめます。
費用にも注意が要ります。利用規約(セクション B の 1)では、特定の役割を持つユーザーは Indeed のサービスを購入でき、その料金は会社が支払います。費用のかかる有料掲載は、高度なアクセスのほか、カスタムの「求人」の権限でもできます。「求人」の権限には、有料掲載を含まない選択肢もあります。請求書の支払いと請求先の編集は「請求」の権限です。有料掲載や支払いを任せないなら、これらを付けません。
採用代行の担当者を追加するとき
追加はメールアドレスで行い、相手は Indeed のアカウントを持っている必要があります。持っていない人を追加すると、アカウントを作るよう促すメッセージが出ます。決め方の一例は、採用代行の担当者に所属する会社のメールアドレスで自分の Indeed アカウントを作ってもらい、それを追加する形です。ユーザーの一覧で、どの会社の人かを見分けられます。複数の会社を担当する人は、1 つのログインに複数の会社のアカウントがつながり、ダッシュボード右上のメニューで切り替えて使えます。
Indeed には、社員が会社の ID 管理サービス(Okta、Microsoft Entra ID など)のログインで入れる仕組みがあります。画面での名前は「シングルサインオン(SSO)」です。これを使う会社は、2 点を確かめます。1 つは、入れるメールアドレスのドメイン(@ より後ろの部分)を決める「ドメイン制限」です。有効にしているなら、採用代行の会社のドメインを承認済みに加えないと、その担当者は入れません。もう 1 つは、退職した社員のアクセス権が自動で消える仕組みです。会社のログインを持たない採用代行の担当者には当てはまらないので、その人の分は「登録ユーザー」のページで外すことになります。
外すとき
外す操作は、「登録ユーザー」のページで対象の人を探し、「アクション」の列にある 3 点のアイコンから「削除する」を選ぶだけです。ヘルプによると、権限を変えたときも削除したときも、本人には通知されません。採用代行の会社には、誰を外したかを別に伝えます。
契約が終わるときは、まず所有者が社員になっているかを確かめ、社外の人なら Indeed に問い合わせて社員に移します。そのうえで採用代行の担当者を全員削除し、ユーザーの一覧をもう一度見ます。管理者、求人管理者(代理店)、高度なアクセス、「ユーザーの管理」は、人を追加できる権限です。採用代行の担当者にこれらを付けていた場合は、その人たちが足したユーザーが残っていないかを、この一覧で確かめます。
削除したユーザーが作った求人や、応募者とのやり取りの記録がどう残るかは、公式ヘルプに書かれていません。担当していた求人の引き継ぎ先を決め、必要な記録があれば、削除の前に Indeed に確かめます。Indeed 以外のアカウントも含めた回収の順番は委託終了・担当交代時のアクセス回収チェックリストにあります。
よくある質問
採用代行に社員の Indeed のログインを教えてよいですか
Indeed の利用規約は、ログイン情報を他者と共有できないと定めています。採用代行の担当者を一人ずつユーザーとして追加し、任せる仕事に合う役割を付けます。
一部の求人だけを採用代行に任せられますか
「制限付きアクセス」は、特定の求人について応募者の確認と連絡、面接の設定ができる役割です。求人の投稿も任せる場合、標準アクセスでは全求人の応募者が見えます。カスタムで「求人」の権限と応募者の「制限付き」を組み合わせます。
採用代行の人がアカウントの所有者になっています
所有者の変更や削除は、Indeed への問い合わせで行います。利用規約では、会社を代表して作ったアカウントは会社に帰属するので、所有者を社員に移しておきます。
ユーザーを削除すると本人に通知されますか
通知されません。ヘルプは、権限を変えたときも削除したときも本人には知らせないとしています。採用代行の会社には、削除したことを別に伝えます。
Junify の場合
- 人手で続けると
- 採用媒体や人事システムのアカウントを担当者ごとに分け、応援要員や採用代行の出入りのたびに発行と停止を行い、応募者の情報に誰が触れたかを残し続けることになります。
- Junify なら
- Indeed は人ごとのユーザーで運用します。Junify が受け持つのは、採用代行の担当者がほかに使う、1 社に ID が 1 つしかない採用媒体などのアカウントです。導入時にパスワードを変えて Junify だけが持ち、パスワードを担当者に見せずに Junify がログインします。担当が替わるたびにパスワードを変えて配り直す作業はなくなり、担当を外れた人は割り当てを外せば入れなくなります。
参考資料
- Indeed「利用規約」(セクション B「採用企業の利用規約」1、セクション D「全ユーザーの一般利用規約」7)
- Indeed 採用企業ヘルプセンター「ユーザーの追加とアクセスレベルの設定」
- Indeed 採用企業ヘルプセンター「ユーザーとアクセス権限の概要」
- Indeed「ユーザーの追加・管理方法 - アカウント管理 -」(Indeed の使い方 採用担当向け)
- Indeed 採用企業ヘルプセンター「Indeed 採用企業アカウントへのログイン」
- Indeed 採用企業ヘルプセンター「よくある質問:Indeed アカウントの作成」
- Indeed 採用企業ヘルプセンター「Indeed アカウント管理者の特定」
- Indeed 採用企業ヘルプセンター「Indeed 採用企業シングルサインオン(SSO)」
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