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運用代行のクライアントアカウント管理

Yahoo!広告(現 LINEヤフー広告)を代理店や複数人で運用するときの権限付与

管理権限を持つ人が担当者のビジネス ID を招待し、管理・登録更新・参照の 3 種類から権限を選びます。代理店の MCC につないで任せる形もあります。どちらの形でもパスワードは渡さず、外すときは権限の削除かリンクの解除です。

更新日 2026-10-13

LINEヤフー広告(旧称 Yahoo!広告)では、担当者一人ひとりのビジネス ID をアカウントに招待して権限を付けます。検索広告は 2026 年 4 月 1 日に「LINEヤフー広告 検索広告」へ名称が変わりました。ディスプレイ広告は 2026 年 4 月 1 日に LINE 広告と統合されましたが、検索広告もディスプレイ広告も Yahoo!広告からの移行の作業は要りません。

代理店に任せる形は 2 つで、担当者を 1 人ずつアカウントに招待する形と、代理店の MCC につないで任せる形です。MCC(マイクライアントセンター)は、複数のアカウントを束ねて管理するためのアカウントです。Google 広告の MCC とは別の仕組みです。権限ごとにできる操作は、検索広告のヘルプで確かめた範囲で書いています。権限付与の一般的な仕組みは権限付与(アカウントを共有しないアクセス)とはで説明しています。

ログインの単位はビジネス ID

広告管理ツール(入稿や予算の設定を行う画面)には、一人ひとりの「ビジネス ID」でログインします。ビジネス ID は LINEヤフーの法人向けサービスに共通の ID です。ログイン方法はLINE 公式アカウントを複数人・外部と運用するときの権限にまとめています。

LINEヤフー広告で気をつけるのはメールアドレスです。招待は、相手のビジネス ID に登録したメールアドレスと一致しないと送れません。従業員を加えるときは、本人がビジネス ID を作り、そのアドレスを管理権限を持つ人に伝えて招待を受けます。

1 つのビジネス ID を複数の担当者で使い回すのは避けたいところです。操作履歴(画面上で行った操作の一覧)の「更新者」の欄には、操作したビジネス ID が記録されます。共有していると、誰が予算や広告を変えたかを担当者まで絞れません。

付与できる権限は 3 種類

権限は、広告アカウントや MCC ごとに付けます。種類は管理権限・登録更新権限・参照権限の 3 つです。検索広告の権限ごとの一覧と、MCC の操作一覧から、運用代行で差が出る操作を抜き出すと次のとおりです。

操作 管理権限 登録更新権限 参照権限
キャンペーン・広告・キーワードの作成と変更 ○ ○ —
レポートの作成とダウンロード ○ ○ ○
操作履歴の表示 ○ ○ —
ユーザーの招待、権限の変更と削除 ○ — —
入金とお支払い方法の設定 ○ — —
アカウントリンクの申請・承諾・解除 ○ — —

決め方の一例として、入稿と運用を行う担当者は登録更新権限、レポートだけを見る人は参照権限にします。支払いの設定とほかの人の招待は管理権限にしかないので、管理権限は渡す人を絞ります。アカウントの新規作成などは、会社ごとに 1 つある最上位の MCC(ルート MCC)の管理権限でしかできません。

担当者を 1 人ずつ招待する

招待できるのは、そのアカウントの管理権限を持つ人です。代理店の社員など、他企業のビジネス ID も招待できます。管理権限を持つ人が「ツール」の「権限管理(ユーザー)」で「アカウントに招待」を選びます。権限とメールアドレスを入れて招待メールを送り、相手が承諾すると、付けた権限の範囲で操作できるようになります。

招待には次の決まりがあります。

1 人の担当者が 10 社のアカウントを受け持つなら、招待も 10 回になります。

代理店の MCC につないで任せる

もう 1 つの形は、クライアントの広告アカウントを代理店の MCC につなぐ「アカウントリンク」です。

  1. 代理店で MCC の管理権限を持つ人が、クライアントの広告アカウント ID を入れてリンクを申請する
  2. クライアントで広告アカウントの管理権限を持つ人が、「権限管理(アカウントリンク)」で承諾する

申請は 30 日で消えるので、その間に承諾してもらいます。他社とつなげるのは広告アカウントだけで、他社の MCC はつなげません。1 つの広告アカウントの上に置ける MCC は、1 社につき 1 つ、会社が違えば合わせて 5 つまでです。

申請のときに「リンク目的」を選びます。「アカウント管理」は、MCC を通して管理・編集・参照を行うための目的です。「ライブラリー共有のみ」は、ディスプレイ広告のオーディエンスリスト(広告を出す相手の一覧)を共有するだけの目的です。公式ヘルプによれば、検索広告のアカウントを後者でつなぐと、何も操作できません。運用を任せるなら「アカウント管理」を選びます。

つないだあと、代理店の担当者は MCC に付いた権限でクライアントのアカウントを扱います。ログインのときは、基点となるアカウント(ベースアカウント)を選びます。MCC を選ぶと、その下のすべてのアカウントに MCC と同じ権限が当てはまります。

一方で、その MCC で入る担当者は、受け持ちでないクライアントのアカウントも開けます。代理店でルート MCC の管理権限を持つ人も、ルート MCC を選んでログインすれば、その広告アカウントを管理権限で扱えます。これは「アカウント管理」でつないだ場合です。担当を分けたいときは、クライアントごとに MCC を分けるか、広告アカウントに直接招待する形を選びます。

担当者を外すとき

広告アカウントに直接招待した担当者は、そのアカウントの管理権限を持つ人が外します。「権限管理(ユーザー)」の「招待済みユーザー」でその人を選び、「一括操作」から「権限削除」を選びます。承諾前の招待は「招待中のユーザー」の「招待取り消し」で取り下げます。各担当者は自分のビジネス ID で入っているので、アカウントのパスワードを変える作業はありません。削除はアカウントごとに行います。

MCC に招待した担当者は、代理店で MCC の管理権限を持つ人が MCC から外します。公式ヘルプの削除の手順は MCC を名指ししていませんが、広告アカウントと同じ画面で行う形と読めます。そうであれば、担当交代でクライアントに頼む作業はありません。

契約が終わったときは、アカウントリンクを解除します。解除は MCC 側からも広告アカウント側からもでき、どちらも管理権限が要ります。クライアントは自社の側だけで、代理店の MCC を切り離せます。広告アカウントの管理権限を持つ人は、承諾後でもリンク目的を「ライブラリー共有のみ」に変えられます。検索広告のアカウントなら、リンクを残したまま MCC からの操作を止められます。

直接招待と MCC 経由が混ざると、担当交代のときに外す場所が人によって変わります。担当者ごとに、どのアカウントにどちらの形で入っているかの一覧があれば、外し忘れに気づけます。

権限付与でまかなえないもの

クレジットカードの登録には、管理権限に加えてお支払いセンター(支払いを管理する画面)の権限も要ります。代理店が支払いまで受け持つなら管理権限を渡してもらうことになり、その人はほかの人の招待もできるようになります。3 種類の権限の中では、この 2 つを切り分けられません。

もう 1 つは、クライアント側で招待やリンクの承諾が進まない場合です。その間は、受け取った ID とパスワードで直接ログインする運用が残ります。ただし LINEヤフー共通利用規約は、他人にアカウントやパスワードを開示したり提供したりすることを禁止事項に挙げています。担当者のビジネス ID のメールアドレスと付けてほしい権限をクライアントに伝え、招待への切り替えを急ぎます。預かり方の違いは運用代行のクライアントアカウント管理で比べています。

よくある質問

Yahoo!広告と LINEヤフー広告は別の媒体ですか

検索広告は名称が変わっただけで、既存のアカウントをそのまま使えます。ディスプレイ広告は LINE 広告と統合されましたが、Yahoo!広告の利用者は移行不要です。

代理店の担当者をクライアントのアカウントに招待できますか

できます。他企業のビジネス ID も招待できます。招待するのは、そのアカウントの管理権限を持つ人です。

1 人の担当者を複数のアカウントにまとめて招待できますか

できません。一度に権限を付けられるのは 1 つのアカウントだけです。逆に、同じ権限なら 1 つのアカウントに 20 件までのビジネス ID をまとめて招待できます。

担当者が辞めたら何をしますか

その人が入っている広告アカウントごとに、管理権限を持つ人が「招待済みユーザー」から権限を削除します。MCC に招待した人は代理店の側で外します。パスワードを変える作業はありません。

参照権限の人に操作履歴を見せられますか

見せられません。公式ヘルプでは、操作履歴の表示とダウンロードには管理権限か登録更新権限が要ります。

Junify の場合

人手で続けると
クライアントごとに渡し方を決め、担当替えのたびに権限を付け外しし、どの担当者がどのクライアントのアカウントを使ったかを媒体ごとに追い続けることになります。
Junify なら
何社を受け持つ担当者でも、LINEヤフー広告に共有の ID は要りません。招待か MCC へのリンクで入れ、LINEヤフー共通利用規約もパスワードを他人に教えることを禁じています。Junify が引き受けるのは、同じ担当者のほかの媒体で、人ごとに招待できないアカウントです。導入時にパスワードを変えて Junify だけが持てば、交代時は割り当て(使ってよい人の指定)を外すだけで入れなくなります。

参考資料

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