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運用代行のクライアントアカウント管理

Amazon セラーセントラルのユーザー権限と、運用代行会社への渡し方

ヘルプはログイン情報を誰とも共有しないよう求めています。大口出品なら、社内の担当者は「従業員の管理」から招待し、運用代行会社はサービスプロバイダーとして承認します。どちらもユーザー権限の画面から外せます。

更新日 2026-10-13

Amazon セラーセントラルは、Amazon に出品する事業者が商品・在庫・注文を管理する画面です。ここには、主アカウントのパスワードを渡さずに他の人を入れる仕組みが 2 つあります。社内の人を入れる「従業員の管理」と、社外の事業者を入れる「サービスの管理」です。どちらも権限付与に当たります。運用代行会社がクライアントのセラーセントラルを扱うときは、どちらで入るかによって、担当交代の作業を誰がするかが変わります。

主アカウントと、人を加える 2 つの方法

セラーセントラルのアカウントを登録した人は、ヘルプで「プライマリユーザー」(アカウント管理者)と呼ばれます。この記事では、この人のアカウントを主アカウントと呼びます。登録した直後は、主アカウントだけがすべての画面を使えます。他の人を加える機能(ユーザー権限)は、大口出品に登録している出品者だけが使えます。小口出品では使えません。

ヘルプは、加える相手が組織の中か外かで方法を分けています。

  従業員として招待 サービスプロバイダーとして承認
ヘルプが想定する相手 自社の従業員・共同経営者 代理店・外部業者など組織の外の事業者
始め方 出品者がメールで招待する 代行会社が Amazon に登録し、出品者が承認する
期間 削除するまで続く 365 日。再承認で延ばせる
担当者ごとの付け外し 主アカウントか管理者が行う 代行会社の管理者が行う
外し方 「ユーザーを削除」 「サービスの管理」から削除。期限切れでも外れる

社内の担当者を従業員として招待する

招待は、設定メニューの「ユーザー権限」から行います。「従業員の管理」の「従業員を招待」で相手の情報を入れて送り、相手は届いたメールの手順に従います。権限は、同じ画面の「編集」から変えられます。

従業員は、権限の管理画面を開けません。ただし、主アカウントか他の管理者が、ユーザー権限のページに「表示と編集」の権限を付けると、その従業員は管理者になります。管理者は、他の従業員とサービスプロバイダーの権限を管理できます。

外すときは、主アカウントか管理者が、「従業員の管理」でその人の横のメニューから「ユーザーを削除」を選びます。

運用代行会社をサービスプロバイダーとして承認する

サービスプロバイダーとして入るには、代行会社の側で準備が要ります。Amazon の開発者向け資料によると、代行会社はまず、ソリューションプロバイダーポータルにアカウントを作ります。代行会社や開発会社が Amazon に登録する管理画面で、アカウントは会社で 1 つです。

ロールは、セラーセントラルのどの業務に入れるかを決める権限の種類です。代行会社は、提供するサービスの種類に応じてロールを申請し、Amazon の承認を待ちます。処理には最大 10 営業日かかります。承認前は、出品者の画面でそのロールが灰色になり、付与できません。

出品者は、代行会社から届く承認リンクを開くか、サービスプロバイダーネットワークで「今すぐ承認」を選びます。サービスプロバイダーネットワークは、出品者が代行会社を探せる Amazon の一覧です。表示されたロールを確かめ、必要なら一部を外したり、国・地域で絞ったりしてから承認します。承認すると、代行会社は 365 日間アクセスできます。代行会社がサービスプロバイダーネットワークに登録している場合は、承認のあとに依頼が作られます。代行会社がそれを承諾して、初めて有効になります。

承認のあとは、代行会社の管理者が、担当者ごとに任せるクライアントを選びます。担当者ごとに、表示のみ・表示と編集・管理の段階も付けられます。担当者は、ポータルに登録した自分のメールアドレスでセラーセントラルにログインし、任されたクライアントを選んで作業します。開発者向け資料は、代行会社の管理者が担当者の利用状況を見られるとしています。何がどれだけ残るかは書かれていません。

外すとき

外し方は、誰を外すかで 3 つに分かれます。ポータルの画面名は、英語の開発者向け資料にあるものです。

  1. 代行会社の担当者 1 人を、あるクライアントから外す。代行会社の管理者がポータルで「Remove from Client」(クライアントから外す)を選びます。辞めた人は「Remove User」(ユーザーを外す)で、すべてのクライアントから一度に外れます。出品者の操作は要りません。
  2. 代行会社そのものを外す。主アカウントか管理者が「サービスの管理」から削除します。削除はすぐに反映され、その代行会社はすべての業務とデータを扱えなくなります。元に戻せず、再開には承認のやり直しが要ります。セラーセントラルの外で結んだ契約は、この操作では解約されません。
  3. 期限で外れる。承認から 365 日が過ぎると、アクセスは自動で取り消されます。期限の前に通知が届き、期限内なら再承認で 365 日延ばせます。

代行会社の担当者を従業員として招待していた場合は、1 と 3 は当てはまらず、期限もありません。代行会社の担当者を管理者にしていない限り、代行会社の側では外せません。担当が代わるたびに、主アカウントか管理者が「ユーザーを削除」を行います。

2 段階認証とパスワードの扱い

セラーセントラルに入るには、2 段階認証(パスワードのあとに、登録した端末で受け取るコードを入れる確認)が必要です。コードは認証アプリ、SMS、音声通話で受け取ります。

ヘルプは、複数の人が 1 つの出品用アカウントを使うなら、人ごとに別のメールアドレスでログイン情報を作るよう勧めています。そうしないと、安全上の危険が生じ、ログインできない人が出るおそれがあるとしています。

パスワードについて、ユーザー権限のヘルプは「誰とも共有しないようにしてください」と書いています。Amazon サービスビジネスソリューション契約の 16 条は、パスワードを「いかなる第三者」にも開示しないよう定めています。例外は、「本契約に従い」アカウントを使う権限を与えた第三者です。ユーザー権限の仕組みを通さずにパスワードを渡すことがこの例外に当たるかは、ヘルプには書かれていません。出品者は、自分が加えたユーザーの行動にも、パスワードを使って行われた行動にも責任を負います(ユーザー権限のヘルプと 16 条)。

ヘルプは、事業の所有者が変わらず担当者だけが代わる場合は、アカウントにユーザーを加えられると案内しています。出品用アカウントそのものは譲渡できません。

従業員もサービスプロバイダーも使えないとき

小口出品では、ユーザー権限の機能を使えません。ヘルプの仕組みで担当者を加えられるのは、大口出品の出品者だけです。

大口出品でも、サービスプロバイダーの方法は、代行会社のロールが承認されるまで使えません。その間は、出品者が自分で作業する手もあります。ヘルプは、組織の外の相手にはサービスプロバイダーの方法を当てています。外の担当者を従業員として招待することを禁じる文は見当たりません。

どちらの場合も、主アカウントのログイン情報を担当者に渡すことは、ヘルプの「誰とも共有しない」と 16 条に当たりうる使い方です。

よくある質問

セラーセントラルのパスワードを代行会社に教えてよいですか

ヘルプはログイン情報を誰とも共有しないよう求めています。代行会社には、サービスプロバイダーとして承認する形が用意されています。担当者は自分のメールアドレスでログインします。

小口出品でもユーザーを追加できますか

できません。ユーザー権限の設定と管理ができるのは、大口出品に登録している出品者だけです。

代行会社の担当者が辞めたら出品者は何をしますか

サービスプロバイダーとして承認していれば、代行会社の管理者が自社の画面でその担当者を外せます。従業員として招待していた場合は、主アカウントか管理者がユーザーを削除します。

代行会社のアクセスに期限はありますか

承認から 365 日です。期限が切れると自動で外れます。期限の前なら再承認で延ばせます。切れたあとや削除したあとは、承認を最初からやり直します。

2 段階認証のコードは担当者ごとに分かれますか

ヘルプは、使う人ごとに別のメールアドレスでログイン情報を作るよう勧めています。その場合は一人ずつ 2 段階認証を設定するので、コードも人ごとに分かれます。

Junify の場合

人手で続けると
クライアントごとに渡し方を決め、担当替えのたびに権限を付け外しし、どの担当者がどのクライアントのアカウントを使ったかを媒体ごとに追い続けることになります。
Junify なら
セラーセントラルには、担当者を 1 人ずつ外す仕組みがあります(従業員の削除と、代行会社の管理者による取り外し)。それを、同じクライアントの広告や SNS、他のモールで人ごとに登録できないアカウントでも行えるようにするのが Junify です。導入時にパスワードを変えて Junify だけが持てば、担当者は見ずにログインし、交代のたびにパスワードの変更を頼む作業は割り当てを外す操作に変わります。

参考資料

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