セキュアブラウザとは
- 用語
- セキュアブラウザ (せきゅあぶらうざ)
- 意味
- セキュアブラウザとは、業務のウェブサービスを使うときに、ダウンロードや印刷などを会社が制限できるブラウザーです。専用のブラウザーを入れる製品のほか、普段のブラウザーに会社の設定や拡張機能を足す製品もあります。
セキュアブラウザとは、業務のウェブサービスや社内のシステムを使うためのブラウザーで、ダウンロードや印刷を会社が制限できるものです。
セキュアブラウザとは何か
総務省の「テレワークセキュリティガイドライン」第 5 版は、テレワークの 7 つの方式の一つにセキュアブラウザ方式を挙げています。端末で「セキュアブラウザと呼ばれる特別なインターネットブラウザ」を使い、社内のシステムやクラウドサービスにつないで仕事をする方法です。ダウンロードや印刷、端末へのデータの保存を制限できます。仕事はそのブラウザーで動くものに限られるため、ガイドラインは導入する製品でどんな業務ができるかを確かめるよう求めています。
どんな形があるか
総務省のガイドラインは特別なブラウザーとして説明していますが、各社は普段のブラウザーに設定や拡張機能を足す製品も出しています。
| 形 | 例(各社の公式資料) |
|---|---|
| 専用のブラウザーを入れる | Island のブラウザー |
| 普段の Chrome や Edge に設定や拡張機能を足す | Chrome Enterprise、Microsoft Edge for Business、Island の拡張機能 |
Google によれば、無料の Chrome Enterprise Core は登録した Chrome に 100 種類以上の設定を配れます。有料の Chrome Enterprise Premium は、追加のソフトなしで、コピーと貼り付け、アップロード、ダウンロード、印刷を制限できます。
Microsoft Edge for Business は、会社の Entra ID(Microsoft の ID 管理サービス)のアカウントでログインすると、仕事用と個人用の窓が分かれます。パスワードやデータは窓の間で共有しません。私物の Windows では、Intune(Microsoft の、端末やアプリを管理するサービス)のアプリ保護の設定と組み合わせて持ち出しを制限します。
Island は両方の形を用意し、拡張機能でも専用のブラウザーのほとんどの機能を使えるとしています。ただし、同じにできない部分もあるとしています。
私物端末で使うときは何に気をつけるか
総務省のガイドラインは、私物端末でセキュアブラウザ方式を使う場合について 2 つを求めています。1 つは、利用のルールを決め、端末の安全対策を確かめて管理することです。もう 1 つは、製品の仕様に十分注意することです。データが消えるタイミングは製品ごとに違い、意図せず端末に残るおそれがあるためです。
制限が働くのはそのブラウザーや仕事用の窓を通った利用だけです。別のブラウザーやスマホのアプリから入れば、その制限はかかりません。そこで製品によっては、利用者や端末の状態を見て、条件に合わないアクセスを断る仕組みと組み合わせます(Chrome Enterprise Premium、Edge for Business と Intune)。ほかの仕組みは私物端末(BYOD)で業務システムを使わせるときの選択肢、拡張機能の線引きはブラウザーの拡張機能でできるアクセス管理の範囲にあります。
よくある質問
セキュアブラウザなら端末にデータは残りませんか
製品によります。総務省のガイドラインは、私物端末で使う場合について、データが消えるタイミングは製品ごとに違い、意図せず端末に残るおそれがあるとして、製品の仕様に十分注意するよう求めています。
普段使っている Chrome や Edge のままで使えますか
製品によります。Chrome Enterprise は今の Chrome に設定をかけ、Edge for Business は会社のアカウントでログインすると仕事用の窓を分けます。Island には拡張機能もあります。
セキュアブラウザで業務はすべてできますか
できるのは、そのブラウザーの中で動く業務に限られます。総務省のガイドラインは、導入する製品でどんな業務ができるかを確かめるよう求めています。
同じサービスをスマホのアプリで使われたらどうなりますか
ブラウザーの制限そのものはかかりません。製品によっては、利用者や端末の状態を見て、条件に合わないアクセスを断る仕組みと組み合わせます。
Junify の場合
- 人手で続けると
- SSO や多要素認証を入れても、対応していないサービスと共有のまま残るアカウントは手作業に残り、どこまでを仕組みで覆えているかを自分で把握し続けることになります。
- Junify なら
- ID とパスワードで入るサービスでは、セキュアブラウザを入れても、パスワードを知る担当者に「ほかのブラウザーやスマホで開かないで」と頼むしかありません。Junify は導入時にパスワードを変えて Junify だけが持ち、担当者に見せず渡しません。ログインは閉じると閲覧履歴やクッキーが残らない窓(Chrome のシークレットウィンドウ)で開き、ダウンロードはアカウントごとに許可・禁止を決めます。
参考資料
- 総務省「テレワークセキュリティガイドライン 第 5 版」(令和 3 年 5 月)
- Island「The Enterprise Browser」(Product)
- Google「Chrome Enterprise Premium」
- Chrome Enterprise and Education ヘルプ「Chrome Enterprise Core」
- Microsoft Learn「Microsoft Edge for Business」
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