# Microsoft 広告を代理店に任せるときの役割の付け方と外し方

担当者を 1 人ずつ招待する形と、クライアントの広告アカウントを代理店のマネージャー アカウントにつなぐ形の 2 つ。運用担当にはキャンペーンか標準を付けます。招待した人は 1 人ずつ削除し、リンクは解除すると代理店の全員が外れます。

更新日: 2026-10-13

Microsoft 広告で代理店に運用を任せる形は 2 つあります。1 つは、クライアントが代理店の担当者を 1 人ずつユーザーとして招待し、役割を付ける形です。もう 1 つは、クライアントの広告アカウントを代理店のマネージャー アカウントの下に置く形です。ヘルプはこれをアカウントのリンクと呼びます。どちらでも担当者は自分の Microsoft アカウントで入るので、クライアントのパスワードを受け取る必要はありません。パスワードを渡さずに操作を任せる考え方は、[権限付与(アカウントを共有しないアクセス)とは](/guides/agency-accounts/what-is-delegated-permission)にまとめています。

## 広告アカウントとマネージャー アカウント

Microsoft 広告のアカウントは 2 段です。広告アカウントはキャンペーン・キーワード・予算を持ち、実際に広告を出す単位です。マネージャー アカウントは、広告アカウントを束ねる入れ物です。ユーザーと役割、支払い方法、成果を測るためのタグは、マネージャー アカウントの単位で配下の広告アカウントと共有できます。

ヘルプによれば、登録するとマネージャー アカウントと広告アカウントが 1 組で作られます。つまりクライアントにも代理店にもマネージャー アカウントがあり、代理店だけが作るものではありません。ヘルプの訳によっては管理者アカウントや MCC とも書かれます。代理店などが作る Google 広告の MCC とは、この点が違います。

1 人の担当者が持つ役割は、入れるマネージャー アカウントごとに違ってかまいません。あるクライアントでは閲覧者、別のクライアントではキャンペーン、という持ち方ができます。担当者は、自分が入れる先とその役割を「Manage my user access」の画面で確かめられます。この画面は、画面右上のプロフィール画像から開きます。

## 4 つの役割と、代理店の担当者に付けるもの

役割はスーパー・標準・キャンペーン・閲覧者の 4 つです。ヘルプの別のページでは、スーパー管理者・標準ユーザー・広告主キャンペーン管理者・閲覧者と書かれています。ヘルプの比較表から、キャンペーンと標準の違いが分かる行を中心に抜き出しました。

| 操作 | スーパー | 標準 | キャンペーン | 閲覧者 |
| --- | --- | --- | --- | --- |
| キャンペーンの管理 | ○ | ○ | ○ | — |
| レポートの実行 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 広告掲載オーダーの作成・承認 | ○ | ○ | — | — |
| 支払い方法の追加・編集・削除 | ○ | — | — | — |
| ユーザーの招待・変更・削除 | ○ | 一部 | — | — |
| 代理店からのリンク申請の承認・却下 | ○ | ○ | — | — |
| リンクの申請と解除 | ○ | — | — | — |

広告掲載オーダーは、月ごとの請求書払いのアカウントで広告を出し続けるために作る発注です。標準の「一部」とは、標準・キャンペーン・閲覧者の人なら追加も削除もできるという意味です。スーパーの人は編集も削除もできません。

キャンペーンと標準のあいだでは、広告掲載オーダー、ユーザーの管理、リンク申請の承認が分かれます。代理店の担当者が入稿と予算の調整だけを受け持つなら、キャンペーンで足ります。広告掲載オーダーまで代理店が作るなら標準が要ります。標準にすると、ほかの人の招待と、代理店からのリンク申請の承認も一緒に任せることになります。

スーパーは、ヘルプによればマネージャー アカウントの単位でしか付けられません。ほかの役割を広告アカウント 1 つに絞って付けられるかは、公式ヘルプに書かれていません。クライアントのマネージャー アカウントでスーパーを付けた人は、配下のいまある広告アカウントすべてに入れます。これから作る広告アカウントにも自動で入れます。支払い方法の変更やリンクの解除もできるので、クライアントが代理店の担当者にスーパーを付けるのは避けたいところです。

## ユーザーとして招待する(マルチユーザー アクセス)

招待するのは、クライアント側でユーザーを管理できる人(スーパーか標準)です。「設定」の「ユーザー管理」で担当者のメール アドレスと役割を指定し、招待を送ります。担当者は招待メールのリンクからサインインして承諾します。ヘルプによれば、招待メールを受け取ったら 30 日以内に有効にする必要があります。サインインに使えるのは Microsoft アカウントだけです。

1 つのユーザー名で別々の会社のアカウントに入れる状態を、ヘルプはマルチユーザー アクセスと呼んでいます。受け持つクライアントごとに招待を受けても、担当者のログインは自分の 1 つの ID で済みます。

この形で、1 つのログインを担当者どうしで使い回すことはしません。ヘルプは、ユーザーごとに別のメール アドレスとパスワードを使うよう勧め、共有を勧めない理由を次の 3 つとしています。

- 人が入れ替わると、アカウントの安全を保ちにくい
- メール アドレスには、電話番号などの個人の情報や、Outlook などの製品が結びついている
- 変更履歴で、誰が変えたかを調べにくくなる

同じページは「パスワードや PIN を同僚に教えてはなりません」とも書いています。Microsoft サービス規約も、ログイン情報は他人に移せず、パスワードは秘密にするよう定めています。

## 代理店のマネージャー アカウントにつなぐ

リンクでは、代理店がクライアントのアカウント番号を入れて申請します。承認するのは、クライアントでスーパーか標準の役割を持つ人です。ヘルプによれば、申請への返答の期限は 30 日で、返答がなければ却下されます。安全のため、申請から 6 時間たつまでは承諾できません。

承認されると、代理店はその広告アカウントの「直接管理者」になります。直接管理者は、キャンペーンの運用から請求の引き継ぎまで扱えます。ヘルプは、請求を引き継ぐ前に、いまの請求先と取り決めを結ぶよう勧めています。1 つの広告アカウントにつなげる直接管理者は 5 つまでです。

直接管理者は、ほかの直接管理者を外したり、新しく足したりできます。一方で、クライアントが招待して役割を付けたユーザーは削除できません。クライアントがリンクを承認するときは、この範囲まで任せることになります。

ヘルプはこの形を「階層」と呼び、代理店側のユーザーのまとまりに管理の権限が渡ると説明しています。解除すると、そのまとまり全員のアクセスが一度に消えます。1 人ずつ付けて 1 人ずつ外す招待とは、この点が違います。リンクで入る担当者は代理店のマネージャー アカウントのユーザーなので、代理店の中のユーザー管理で外せると読めます。

## 外すとき

招待で入った担当者は、クライアント側でユーザーを管理できる人が「ユーザー管理」でその人を選んで削除します。担当者本人も、「Manage my user access」の「Delete access」で外せます。たとえば担当交代の日に、外れる担当者と一緒にこの画面を開く方法があります。その人が入れるマネージャー アカウントと役割が並ぶので、どのクライアントの分が残っているかをその場で確かめられます。急に辞めて本人が操作できないときは、クライアント側で削除します。

契約が終わったら、リンクを解除します。クライアント側では、スーパーの人が「設定」の「直属の上司」を開き、入っている直接管理者を確かめて解除します。代理店の側からも、止める日を指定して解除できます。日付を指定した解除は取り下げられますが、即時の解除は取り下げられません。

解除の前に、請求先を確かめます。代理店の側で解除する場合、代理店が請求先になっている後払いか月次請求書のアカウントは、最長 3 時間止まります。ヘルプは、止まる時間と新しい請求先を、解除の前にクライアントと相談するよう勧めています。クライアントが解除する場合は、クライアント自身が請求先になるので、支払い方法を用意しておきます。

「変更履歴」では、キャンペーン・広告グループ・広告・キーワードへの変更を過去 6 か月分見られます。「変更者」で人ごとに絞り込めます。ユーザーを人ごとに分けておけば、担当交代の前後で誰の操作かを分けて示せます。


## よくある質問

**代理店の担当者にスーパーを付けてもよいですか**

避けたいところです。スーパーの人は、配下のいまある広告アカウントにも、これから作る広告アカウントにも入れ、支払い方法の変更もできます。運用担当にはキャンペーンか標準で足ります。

**招待とアカウントのリンクは何が違いますか**

招待はクライアントが担当者 1 人ずつに役割を付け、1 人ずつ外します。リンクは代理店のマネージャー アカウントにつなぐ形で、代理店が直接管理者として請求の引き継ぎまで扱え、解除すると代理店の全員が一度に外れます。

**代理店の担当者が交代したら、クライアントは何をしますか**

招待で入った人なら、スーパーか標準の人がユーザー管理から削除します。リンクで入った人は代理店のユーザーなので、代理店の中で外せると読めます。担当者はクライアントのパスワードを知らないので、変更は要りません。

**1 つのログインを担当者で共有してもよいですか**

ヘルプは共有を勧めず、パスワードを同僚に教えないよう求めています。共有すると、変更履歴で誰が変えたかを調べにくくなります。

**契約終了でリンクを外すと広告は止まりますか**

代理店の側で解除し、代理店が請求先の後払いか月次請求書のアカウントなら、最長 3 時間止まります。クライアントの側で解除するときは、保留にならないよう支払い方法を用意しておきます。

## 参考資料

- [Microsoft 広告 ヘルプ「Microsoft 広告 アカウントへのアクセス権を他のユーザーに付与するには」](https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja-jp/52037/0)
- [Microsoft Advertising Help "How do I give someone access to my Microsoft Advertising account?"(役割の比較表の英語原文)](https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/en-us/52037/0)
- [Microsoft 広告 ヘルプ「Microsoft 広告の階層」](https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja-jp/60035/0)
- [Microsoft 広告 ヘルプ「既存のアカウントへのリンク」](https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja-jp/56854/0)
- [Microsoft 広告 ヘルプ「階層またはマルチユーザー アクセスのどちらかを選択する」](https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja-jp/60036/0)
- [Microsoft 広告 ヘルプ「招待されたユーザーとして Microsoft 広告にアクセスする方法」](https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja-jp/52093/0)
- [Microsoft 広告 ヘルプ「複数のアカウントにアクセスするためのユーザー名を管理する」](https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja-jp/56867/0)
- [Microsoft 広告 ヘルプ「キャンペーンにはどのような変更が加えられていますか? またそれを元に戻すことはできますか?」](https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja-jp/50840/0)
- [Microsoft 広告 ヘルプ「Microsoft 広告アカウントの保護に役立つベスト プラクティス」](https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja-jp/52087/0)
- [Microsoft「Microsoft サービス規約」(第 4 条 a 項 i)](https://www.microsoft.com/ja-jp/servicesagreement)

## Junify の場合

**人手で続けると** クライアントごとに渡し方を決め、担当替えのたびに権限を付け外しし、どの担当者がどのクライアントのアカウントを使ったかを媒体ごとに追い続けることになります。

**Junify なら** 担当者が辞めるたびにクライアントへパスワードの変更を頼む作業は、人ごとに招待できず 1 つの ID で入る管理画面に残ります。Junify が受け持つのは、こうした画面だけです。導入時にクライアントと相談してパスワードを変え、Junify だけが持つので、割り当て(使ってよい人の指定)を外せばその人は入れません。Microsoft 広告のように招待できる媒体は、担当者ごとに招待します。

Junify は、パスワードを渡さずに社内外の担当者へ仕事を任せるためのアクセス管理サービスです。担当者はスマホで本人認証し、カードをクリックするだけで必要なアカウントにログインできます。パスワードは開示されず、誰がいつどのアカウントを使ったかは個人単位で記録されます。

- [登録不要の体験デモを見る](https://www.junify.jp/bpo/try?scenario=marketing-ops)
- [30 分デモを予約する](https://www.junify.jp/bpo/demo)

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